(塩 その29)○ 「北海道・札幌名店の味 凡の風 塩味」(とかち麺工房)地域の有名ラーメン店の味を手軽に楽しむことができるということでお馴染みとなっている名店の味シリーズから、札幌の名店である「凡の風」の塩味が登場しました。 札幌は味噌味が主流なのですがあえて塩味となっています。店主監修ということで本物に近い味わいになっていると思いますが、どこまで再現できているのか楽しみです。 お湯を入れて4分、蓋を剥がして特製スープを入れてよくかき混ぜれば完成。鼻を近づければ解るくらいの魚介の良い香りが漂うとともに澄んだスープが現れました。 早速、スープを一口いただきます。結構多めのラードが入っているのですがそれを感じさせないくらいにスッキリとしており、香り同様に魚介の風味が広がってきますね。 具はチャーシュー、メンマ、長ネギといった定番のラインナップとなっており、チャーシューは柔らかくて薄めの味わいでメンマはコリっとした食感と味わいが良いです。 麺はとかち麺工房ならではの氷結乾燥ノンフライ麺となっており、滑らかな舌触りとコシの強さとともにスープによく合う素朴な味わいというのを楽しむことができます。 後に引かないサッパリとした塩味と魚介風味のスープが心地よさの決め手となっている一品。すりごまのさりげない風味の良さも美味しさの後押しとなっています。 ○ 「でかまる 辛め ねぎだく塩ラーメン」(マルちゃん) うまい大盛!というフレーズ、そして実際に食べてみると美味しくてお腹も満足することでお馴染みとなっている「でかまる」から辛めねぎだく塩ラーメンの登場です。 香辛料とラー油の辛味を利かせたねぎだく辛塩ラーメンといったことが書いてありました。辛すぎることのない風味のある塩ラーメンを腹一杯食べられそうな感じです。 お湯を入れて4分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。辛そうな香りはしてこなくてチキンとポークが合わさった普通の塩ラーメンの香りがします。 早速、スープを一口いただきます。ラー油のピリッとした辛さと香辛料のキレのある感じはよく解るもののスープ自体はコクと旨味というのを楽しむことができますね。 具は挽肉、唐辛子、長ネギの3種類となっており、挽肉は小さめですが味わいが良く、たっぷりと入っている長ネギはネギ本来の甘みと食感を堪能することができます。 麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、がっつり太麺と称しているわりには普通の太さで柔らかめとなっていますが、もっちり感があるので美味しいです。 心地良い辛さで旨味のあるスープと甘さを楽しめる長ネギが印象に残るような一品。美味しさだけではなくボリュームもあるのでお腹も心も満たされる一杯です。 ○ 「ぼてどろ どろ系ラーメン 極濃 鶏太そば」(日清) 鶏の風味を活かしたスープには2つの種類があって1つはスッキリ系、そしてもう1つはコッテリ系ということになりますが、これは思いっきりコッテリしていそうです。 しかも、どろっとしたスープが特徴とのことで今までにはあまりお目にかかれないくらいの味わいと風味の良さを期待できそうな感じ。心していただきたいと思います。 お湯を入れて4分、蓋を開けて粉末スープを入れてよくかき混ぜてから液体スープを入れてさらにかき混ぜれば完成。濃厚な鶏の香りがこれでもかというくらいにします。 早速、スープを一口いただきます。塩気はそんなにしないのに味わいがとてもよく、とろみがあるスープは鶏の風味がビッチリと詰まっている味わいとなっています。 具は鶏肉、メンマ、タマネギ、長ネギの4種類となっており、鶏肉は焼き鳥を思わせるくらいに大きくて良い味わいとなっており、タマネギは風味と甘みが良く合います。 麺は太くてどちらかといえばストレート麺に近いものとなっており、のど越しの良さだけではなく麺そのものが持っている美味しさというのを感じさせてくれますね。 鶏の風味がしっかりと効いているのに後味がサッパリとしているどろっとしたスープが特徴的な一品。ガッツリとした麺の美味しさもスープにピッタリといった感じです。 ○ 「コムタン風ラーメン」(マルちゃん) 赤、青、黄色の巴といえば韓国の太極ですが、韓国麺料理をイメージして仕上げられたであろうカップ麺が登場しました。その名もコムタン風ラーメンです。 韓国といえば辛い料理といったことをすぐに思い浮かべるのですが、コムタンといえばあっさりとした塩味スープといったイメージがありますが、はたしてそのお味は。 お湯を入れて3分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。香辛料とポークエキスが効いている香りがしてくるといった感じで何か昔からある塩ラーメンの風味にも近いです。 早速、スープを一口いただきます。サッパリとした口当たりとなっていますが、口に含むとエキスが詰まっているのが解るくらいにコクがあり、塩加減も丁度いいです。 具は牛肉、長ネギの2種類となっており、スープで牛の風味が無かった分、牛肉の存在というのは嬉しく、その味わいも噛むほどに牛肉の美味しさと甘さが解る感じです。 麺はスナック麺タイプとなっており、何か懐かしい麺そのものの味わいというのがよく解るとともに、意外としっかりとした硬さになっているので美味しくいただけます。 味わい深いコクのある塩味スープと牛肉の美味しさというのを楽しむことができる一品。これでスープにも牛エキスが染みていたらさらに旨味が増すのかなと思いました。 ○ 「スーパーカップ 豚旨しお 味わえ、麺!」(エースコック) 美味しくてお腹も満足することでお馴染みとなっているスーパーカップもガッシリ3Dめんとなって満足度がアップしましたが、新ガッシリ3Dめんとなって再登場です。 新ガッシリ3Dめんとはガーリックとオニオンのうまみを厚みがアップした麺に吹き付けたというもの。今回、その麺と一緒にいただくのは豚旨しおのスープです。 お湯を入れて3分、蓋を開けて粉末スープが溶けきるようによくかき混ぜれば完成。鼻を近づければ解るくらいの控えめな豚の良い香りがしてくるといった感じですね。 早速、スープを一口いただきます。スッキリとした口当たりで豚の風味が広がってくるような感じとなっており結構しっかりとした塩気があるので美味しくいただけます。 具は豚肉、キャベツ、唐辛子、長ネギの3種類となっており、豚肉はスープと違って薄く味付けがしてあり、キャベツと長ネギはスープによく合う甘さとなっています。 麺はスーパーカップならではの3Dめん。喉越しの良さだけではなくボリューム感もあり、うまミスト仕立ての味わいが豚の風味が効いた塩味スープによく合いますね。 ピリッとした辛さと豚の風味が詰まっているスープと旨味とボリュームのある麺のコラボを楽しむことができる一品。どこから食べても旨味というのを感じられます。 ○ 「中華三昧 海老雲呑 塩拉麺」(明星) まるで中華料理店でいただくような高級麺を手軽に家庭でいただくことができることでお馴染みとなっている中華三昧も2011年で30周年となりました。 中華三昧は袋麺のイメージがあるのですが30周年を記念して具材も充実したカップ麺として登場。海老雲呑塩拉麺ということで本格的な中華麺料理を味わえそうです。 お湯を入れて5分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。ゴマと生姜が混ざったような香りが漂ってくるとともにタマゴと赤ピーマンの彩りが豊かです。 早速、スープを一口いただきます。とろみがあるスープは魚介の風味が口一杯に広がってくるとともにゴマの風味も効いている感じで塩加減も絶妙な加減となっています。 具は海老雲呑、タマゴ、赤ピーマン、チンゲンサイ、ゴマ、揚げネギの6種類となっており、海老雲呑は生地が滑らかな舌触りでモチモチ感があってエビは小さめです。 麺はノンフライのややちぢれ麺となっており、何といってもモチモチとした食感がとても印象に残るとともに、とろみのあるスープがよく絡むので最後まで美味しいです。 モチモチとした麺とワンタンの食感に加えてとろっとしたスープの舌触りが絶妙に合わさっている一品。風味の良さもビッチリ詰まっているので最後まで飽きないです。 ○ 「ラーの道 鶏だしねぎ塩」(明星) 美味しいラーメンの道を極めているといった意味があるのか解りませんが、明らかに何かを極めていそうなラーの道から鶏だしねぎ塩が登場しました。 蒸気で究めるコシとのどごし。こんなことがカップに書いてありましたので、たぶんこれがラーの道の根拠だと思いますがその究めた麺の美味しさとはどんな感じなのか。 お湯を入れて5分、蓋を開けて調味油を入れてよくかき混ぜれば完成。ネギと鶏だしのほんのりとした香りがしてくるとともに、濃厚そうなスープがお目見えしました。 早速、スープを一口いただきます。鶏の臭みというのを全く感じさせないのにコクのある味わいとなっており、塩加減もちょうど良いものとなっているので美味しいです。 具は挽肉、タマゴ、メンマ、チンゲンサイ、唐辛子、長ネギの6種類となっており、挽肉はスープによく合う鶏肉なのであっさり味でチンゲンサイは食感が良い感じです。 麺はノンフライのややちぢれ麺となっており、スチームノンフライ製法で仕上げられたので外は柔らかで中は芯が通っていて、癖のないサッパリとした味わいですね。 風味が控えめなのに味わい深いスープと蒸気で究められた麺のコラボを心地よく楽しむことができる一品。スッキリとした後味なので最後まで美味しくいただけます。 ○ 「渾身の飲み干す一杯 牛だし白湯」(エースコック) ついつい飲み干してしまうくらいに美味しいスープでお馴染みとなっている飲み干す一杯シリーズをさらに進化させた渾身の飲み干す一杯に牛だし白湯が加わりました。 Wのおいしさというのを演出しているのは特製スパイスと特製牛だれとのことです。この他に何も書いていないので中味が解りませんがかえってそれが期待感を増します。 お湯を入れて3分、蓋を開けて液体スープと仕上げ香辛料というのを入れてよくかき混ぜれば完成。牛とタマネギが合わさったような食欲をそそる香りがしてきました。 早速、スープを一口いただきます。口一杯に牛の風味が広がるのに加えて香辛料の風味と辛さが伝わってくるとともに、牛骨スープのように濃厚な味わいとなっています。 具は牛肉、長ネギの2種類となっており、牛肉は歯応えがあって噛むほどに風味が広がるだけでなく牛脂の甘みというのも味わうことができ長ネギは風味が良い感じです。 麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、まあまあのコシの強さがあるので歯切れが良く、濃厚スープが麺の一つ一つに絡むので最後まで美味しくいただけます。 牛の旨みがビッチリと詰まっているスープと風味と味わいを後押ししてくれる香辛料のコラボを心地よく楽しめるような一品。当然、一滴も残すことなく飲み干しました。 ○ 「名店の味 京都一乗寺 天天有 鶏白湯ラーメン」(サンヨー食品) 名店と称されるくらいに美味しい一杯を提供してくれるラーメン店の味を再現していることでお馴染みとなっている名店の味シリーズから京都一乗寺天天有の登場です。 京都ラーメン激戦区で長年にわたり愛され続けている鶏白湯ラーメンということで、鶏の旨みがたっぷりと詰まっているスープが特徴とのことですがどのくらい旨いのか。 お湯を入れて4分、蓋を開けて麺をほぐしてから特製スープと液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。鶏だしのとても良い香りが漂ってきて食欲をそそられました。 早速、スープを一口いただきます。口に含んだ瞬間に鶏の風味が広がるとともに、舌の上でも存在を確認できるくらいに濃厚な味わいでいて塩加減も絶妙な感じですね。 具はチャーシュー、メンマ、モヤシ、長ネギの4種類となっており、チャーシューは煮込んだタレの味わいがとても良くジューシーな感じも楽しめるようになっています。 麺はノンフライのどちらかといえばストレート麺となっており、滑らかな舌触りとコシの強さがあるとともに、鶏の風味が麺の一本一本に絡むので美味しくいただけます。 鶏の味わいと風味を十分に堪能することができるスープがとても印象に残る一品。濃厚なのに飲みやすさと後味の良さがあるので長きにわたって愛されるのが解ります。 ○ 「雲呑麺 わんたん麺 しお味」(明星) つるつるとした食感のノンフライワンタンがたっぷり入った、正統派雲呑麺ということで本格的なワンタンを満足するまで楽しめそうなカップ麺が登場しました。 その名もそのまんまで、わんたん麺ということでスープはしお味となっています。ワンタン本来の美味しさを堪能するために凝りに凝ったスープではなさそうな感じです。 お湯を入れて4分、蓋を開けてよくかき混ぜてから最後にふりかけをかければ完成。鶏と豚といった動物系エキスの風味がするとともに、香辛料の良い香りも漂います。 早速、スープを一口いただきます。スッキリとした口当たりとなっていて香辛料のピリッとした辛さがあるといった感じで、意外とハッキリとした塩味となっています。 具はワンタン、ゴマ、唐辛子、長ネギの4種類となっており、ワンタンは生地がしっかりとしているのでモチモチ感は十分で中の餡の味わいも絶妙な旨さとなっています。 麺はノンフライのややちぢれ麺となっており、滑らかな舌触りとモチモチとした食感となっているとともに、スープがあっさりとしているので麺本来を味わえる感じです。 つるつるだけじゃなくモチモチも楽しむことができるワンタンを心ゆくまで堪能することができる一品。麺の食感も良いので最初から最後まで満足できる一杯です。 ジャンル別一覧
人気のクチコミテーマ
|